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宿泊旅行統計にみる国内の混雑度 大阪府が最も混雑

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観光庁は毎月、宿泊旅行統計を発表しています。これは都道府県別のホテル稼働状況がわかる資料で、観光行政の基礎資料となるものです。

今回はこの調査データを利用して、出張者が陥りやすいビジネスホテル難民を避けるために特に注意すべき地域と時期を調べてみました。

 

大阪は最も宿確保が困難

年間を通じて最も注意が必要なのは大阪府です。まずは下表を見てください。

大阪府のビジネスホテルの稼働率(平成27年)

時期 稼働率(%)
1月 77.5
2月 86.9
3月 91.6
4月 89.1
5月 85.4
6月 86.8
7月 90.5
8月 93.4
9月 88.8
10月 89.3
11月 88.2
12月 85.5

 

1月以外、全て80%超えです。年平均は87.8%となっており、全都道府県で第一位となっています。。ちなみに、3年前の平成24年は年平均73.9%でしたから、この3年で大きく稼働率が上がったと言えます。

稼働率の高さはホテル確保が難しく、しかも高いということを意味します。私自身、大阪へ出張するとホテル確保に難儀することがしばしば。なんとかホテルを見つけても宿泊費が会社の規定を超えている場合が多く、決心がつかないこともあります。

そんな大阪ですが、特に混雑が予想されるのが3月、7月、8月です(稼働率が90%超え)。この時期の出張は覚悟しておいた方が良いでしょう。ちなみに大阪に隣接する兵庫県もこの時期は混雑しています。

兵庫県のビジネスホテル稼働率(平成27年)

時期 稼働率(%)
3月 84.2
7月 85.4
8月

87.8

 

混雑しているとはいっても大阪よりは多少ましですので、神戸や尼崎あたりでホテルを確保することも考えると良いかもしれません。

 

東京都はどうなのか

私は東京都の住人なのでホテル事情にはあまり詳しくありませんが、宿泊統計が過熱っぷりを示していることは良くわかります。年間のビジネスホテル稼働率平均は86.3%、大阪府と同じく、1月以外は稼働率が80%を超えています。

確かにホテル確保は難しそうです。とはいうものの宿泊者数を東京都と大阪府共に稼働率が90%を超えている7月で比較してみると、東京都の方が圧倒的に宿泊者数が多いことがわかります。

東京都:530万人

大阪府:280万人

これはホテルの絶対数が多いことを意味しますから、条件を妥協すれば意外と空室が見つかると思います。また、近隣の埼玉県、千葉県、神奈川県のビジネスホテルも狙い目だと思います。通勤ラッシュへの覚悟は必要ですが...。

 

今後も混雑・高騰は続く

外国人観光客は増加する一方、ホテルの新規開業はそれに追いついていません。2016年~2017年にかけて、大阪では20以上のホテルが新規に開業するそうですが、この熱気が一過性のものである可能性もあるため、多額の初期費用がかかるホテルの新規開業は慎重になっているとの意見もあるようです。

現在は需要に対して供給が圧倒的に足りていない状況ですから、ホテル確保が難しいことはもちろんのこと、宿泊費の高騰も受忍しなければならない状況が続きそうですね。