2016年度 JAL 上級会員限定のアップグレードディスカウントキャンペーンが発表されました

 

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2016年度版のアップグレードディスカウントキャンペーンが発表されました。

JALマイレージバンク - JALホームページ限定アップグレード ディスカウントキャンペーン

 

アップグレードディスカントキャンペーンとはJMBクリスタル、サファイア、プレミア、ダイアモンドといったFLY ON ステイタスを保持しているユーザ限定のキャンペーンで、一般会員より少ないマイルでプレミアムエコノミー、ビジネスクラス、ファーストクラスへアップグレードできるものです

 

私は過去記事で2015年度版の同キャンペーンについて述べましたが、2016年度も継続されるとのことでFLY ON ステイタスを保持しているユーザとしては一安心しています。

JAL アップグレード特典の1マイルの価値を考える

 

ただ、キャンペーンが継続されるといっても内容については若干修正されているようです。この時勢での修正が改善のはずがありません。改悪のはずです。という訳で内容を確認してみましょう。

 

 

対象路線が変更されている

おそらく、最も気になる方が多いビジネスクラスへのアップグレードについて確認してみます。

 

【北米】

・ボストン、ニューヨークが対象外に

 

【ヨーロッパ】

・ヘルシンキが対象外に

 

【ロシア、オーストラリア】

・変更なし

 

【アジア2】

・デリー、クアラルンプールが対象外に

 

【アジア1】

・グアムが対象外に

 

悪い予感は的中です。見事に改悪です。

 

必要マイルも変更されている

 

ではビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル数はどうでしょうか。

往復に必要マイル数で比較してみます。

【北米】

2015年度:30,000マイル

2016年度:30,000マイル

 

【ヨーロッパ】

2015年度:35,000マイル

2016年度:34,000マイル

 

【ロシア・オーストラリア】

2015年度:20,000マイル

2016年度:30,000マイル

 

【アジア2】

2015年度:17,500マイル

2016年度:24,000マイル

 

【アジア1】

2015年度:10,000マイル

2016年度:12,000マイル

 

ヨーロッパ路線は改善、北米路線は変わらず。それ以外は改悪ですね。

 

2016年度の制度変更をどう考えるべきなのか

2015年はファーストクラス、ビジネスクラス特典航空券の必要マイル数が増加しました。さらに上級会員向けの2016年度アップグレードディスカウントキャンペーンでも必要マイル数の増加がアナウンスされました。

 

この流れは続くと思いますし、逆流はないと考えます。むしろ面白いと思ったことは、この制度変更で得をするユーザがいることです。

 

一連の改悪によって特典航空券を狙っている人の数が減るわけですから、大量のマイルを持っているユーザにとっては改善といえなくもありません。

 

逆にこの制度変更の影響をもろに受けるのが、クレジットカードの利用でマイルを貯めている人達です。特典航空券を狙っている人にとって、1マイルの価値の低下は、還元率の低下と同義だからです。

 

ジャルカードのホームページを確認すると、会員数、取扱高ともに右肩上がりです。取扱高の増加はそのまま発行したマイル数の増加を意味しますから、年々マイルが溢れていると考えられます。

株式会社JALカードの組織図・データ

 

限られた情報なので、私の推測に過ぎませんが、特典航空券に必要なマイル数を増やさなければ、増加し続けるマイルに対応することは難しいのかもしれません。

 

航空券の運賃は需給によって変動するのが一般的ですが、これがマイルにも当てはまるのかも知れません。事実、国際線ビジネスクラス、ファーストクラスの特典航空券は受付と同時に埋まることが多いほど需要があります。需要があれば必要マイル数が増えることは自然な流れです。エコノミークラス特典航空券が改悪されていないのは、単に需要が低いからだと考えます。こう考えると、ビジネスクラス、ファーストクラス特典航空券への交換に必要なマイルが増えた一方、エコノミークラスが改悪対象外となるのは納得できます。エコノミークラス特典航空券は1マイルの価値が低いため、積極的に交換するようなことにはなりにくいですね。

 

このあたり、研究されている方はいらっしゃらないのでしょうか。

 

※追記

JALの中期経営計画(2015)の中で、「混雑状況に応じた必要マイル数の見直し」とありました。発表は2015年2月で、これが実行されたのが、2015年11月のプログラムのリニューアルと推測されます。要は混雑する路線は必要マイル数を増加させ、比較的空いている路線は必要マイル数を低下させるか、ディスカウントキャンペーンを実施するということでしょう。